
こんにちは、パソガジェなびのkeitoです。
iPhoneを購入するときに、「二年後に返却すれば実質負担が安くなる」と案内され、残価設定プランを選ぶべきか迷っていませんか。
月々の支払いが安く見える一方で、返却時に傷や故障があると追加費用がかかったり、返却しなければ支払いが続いたりするため、仕組みを理解せずに契約すると「思っていたより得ではなかった」と感じる可能性があります。
この記事では、iPhoneの残クレや返却プログラムの基本から、二年で返す場合の費用、返却しない場合の残価、残債の確認方法まで、初めての方にも分かるように整理します。
ポイント
- iPhoneの残価設定と返却プログラムの仕組み
- 二年で返す場合に得する人と損しやすい人
- 返却しない場合や破損した場合の追加負担
- 残債と総支払額を比較する具体的な方法
先に結論を言うと、二年ごとに新しいiPhoneへ買い替える人には返却プログラムが合いやすいです。
一方、同じiPhoneを三年以上使う人、傷や故障を気にせず使いたい人、最終的に端末を売却したい人は、一括購入や通常分割も比較した方がいいかなと思います。
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iPhone残クレの仕組みと得する条件
iPhoneの残クレを判断するときは、表示されている月額だけでなく、二年後に何を選べるのかを確認することが大切です。
ここでは、残価設定の基本、返却によって安くなる理由、返却しなかった場合の支払い、各社の違いを順番に見ていきます。

iPhone残価設定の基本
iPhoneの残価設定とは、購入時に二年後の想定価値をあらかじめ決め、その金額を最終回の支払いとして据え置く購入方法です。この据え置かれた金額を残価と呼びます。
例えば、本体価格が120,000円、二年後の残価が60,000円に設定されている場合、最初の二年間は残りの60,000円を中心に分割して支払います。二年後に条件を満たしてiPhoneを返却すると、残価に当たる支払いが不要になる仕組みです。
一般的に残クレと呼ばれていますが、端末を無料でもらえる制度ではありません。安く購入するというより、二年間に使った分の価値を支払う仕組みと考えると理解しやすいですよ。
残価設定の簡単なイメージ
本体価格120,000円-設定残価60,000円=二年間の基本負担60,000円
実際には、分割回数、返却月、プログラム利用料、保証料などによって支払額が変わります。
二年で返すと安くなる理由
iPhoneを二年で返すと安く見える理由は、返却によって残価や将来の分割支払金が免除されるからです。返却までに支払う金額だけを見ると、一括購入よりかなり低くなることがあります。
ただし、返却するiPhoneには中古端末としての価値があります。本来なら自分で買取店やフリマサービスに売却できた端末を渡すため、免除額のすべてがそのまま利益になるわけではありません。
得かどうかを判断するときは、「免除される残価」と「二年後に自分で売却した場合の想定価格」を比べてください。免除額が中古買取価格より高ければ返却が有利になりやすく、買取価格の方が高ければ通常購入後に売却した方が有利になる可能性があります。
返却プログラムが向いている人
二年ごとに機種変更する予定があり、中古端末の売却や価格交渉を面倒に感じる人です。
返却するだけで残価処理まで進むため、買い替えの手間を減らせる点にもメリットがあります。
返却しない場合の支払い
残価設定プランに加入していても、二年後に必ずiPhoneを返却しなければならないわけではありません。使い続けたい場合は、据え置かれた残価を支払うことで、そのまま所有できます。
多くのキャリアでは、返却しなかった場合に残価を一括で請求するのではなく、さらに24回程度へ再分割します。そのため、急に高額な請求が発生するとは限りませんが、端末代金の支払い期間は四年前後まで延びます。
返却しなければ免除される金額がなくなるため、最終的な端末代金は通常購入と同程度になります。さらに保証料やプログラム利用料を払っている場合は、通常分割より総負担が高くなるケースもあるので注意してください。
返却しないまま放置しない
返却の申請をしなければ、自動的に残価の再分割へ移行するプランがあります。
「二年たてば自動的に支払いが終わる」と思い込まず、契約月、返却可能月、最終回支払額を確認しておきましょう。
各社返却プログラムの違い
iPhoneの返却プログラムは、ドコモ、au、ソフトバンク、Appleで仕組みが異なります。特に違うのは、支払回数、返却できる時期、プログラム利用料、保証サービスの条件です。
2026年には、ドコモやauのプログラムに利用料が設定されるなど、従来より条件が複雑になっています。「残価が免除される」という部分だけでなく、返却時に必要な料金まで確認する必要があります。
代表的なプログラムの違いを、一般的な目安としてまとめました。対象機種や購入時期で条件が変わるため、契約前には各社の公式情報を必ず確認してください。
| 提供元 | 主な支払方法 | 返却時期の目安 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 残価設定型24回払い | 23か月目前後 | 利用料や保証加入条件がある機種に注意 |
| au | 23回分割+最終回残価 | 13~25か月目 | プログラム利用料と故障時利用料を確認 |
| ソフトバンク | 48回払い | 特典Aは13~24か月目、特典Bは25か月目以降 | 返却時期で免除回数が異なる |
| Apple | 対象機種を金利0%の36回払い | 24回目の買い替え時 | 対象機種と下取り条件を確認 |
ドコモの最新条件はいつでもカエドキプログラム公式ページ、auはスマホトクするプログラム+公式ページで確認できます。
ソフトバンクは新トクするサポート+公式ページ、AppleはAppleの分割払い案内を確認してください。
iPhoneの残債を確認する方法
現在使っているiPhoneの残債を確認したい場合は、購入した会社の会員ページを利用します。通信契約を解約していても、端末代金の支払いは自動的に消えないため注意が必要です。
ドコモはMy docomo、auはMy au、ソフトバンクはMy SoftBankで、支払回数、支払済み金額、支払残額などを確認できます。メニュー名は更新されることがありますが、「機種代金」「分割契約」「割賦契約」といった項目を探すと見つけやすいですよ。
Appleでペイディあと払いプランApple専用を利用している場合は、ペイディアプリの利用明細を確認します。残債だけでなく、次回の請求額や分割回数も合わせて見ておきましょう。
残債確認で見る項目
支払残額だけでなく、最終回支払額、返却可能月、プログラム利用料、保証サービスの契約状況も確認してください。
残債が少ないからといって、すぐに返却した方が得とは限りません。
iPhone返却の注意点と選び方
返却プログラムでは、返却する時期だけでなく、iPhoneの状態や手続きの進め方も重要です。
破損時の費用やデータ移行、通常購入との総額差を確認し、自分の使い方に合う方法を選びましょう。

破損や故障で増える負担
返却するiPhoneに画面割れ、筐体の大きな傷、カメラの破損、電源が入らないなどの問題があると、故障時利用料が発生する可能性があります。状態によっては、返却特典そのものを利用できない場合もあります。
auでは、プログラム利用料とは別に最大22,000円の故障時利用料が必要になることがあります。ドコモやソフトバンクも査定基準を定めているため、小さな傷なら絶対に問題ないとは言い切れません。
修理費と返却時の負担金を比べ、修理してから返却するか、そのまま負担金を支払うかを判断してください。iPhoneの修理費や保証については、iPhoneの素材と修理費を解説した記事も参考になります。
紛失や盗難では返却できません
端末を返却できない場合は、残価や残りの分割支払金を負担する可能性が高くなります。
心配な方は、AppleCare+の盗難・紛失プランやキャリア補償の対象範囲を確認しておくと安心です。
◆keitoのワンポイントアドバイス
返却予定のiPhoneは、購入直後からケースと画面保護フィルムを使うのがおすすめです。返却直前だけ丁寧に扱っても、二年間で付いた割れや深い傷は消せません。バッテリーへの負担を抑えたい方は、iPhoneの充電上限設定も確認してみてください。
返却期限と手続きの流れ
返却プログラムを利用するときは、返却可能月になったら自分で申し込みます。二年目になっただけで、自動的に端末の回収や残価免除が行われるわけではありません。
返却申請後は、店頭または郵送でiPhoneを渡します。郵送の場合は、申込日の翌月末までなど到着期限が決められていることがあるため、回収キットが届いたら早めに発送してください。
返却前には、データ移行、バックアップ、Apple Accountからのサインアウト、「探す」の解除、初期化が必要です。詳しい準備は、iPhoneのデータ移行とクイックスタートの手順で確認できます。
- 契約月と返却可能月を確認する
- 新しいiPhoneへデータを移行する
- Apple Payや交通系ICカードを移行する
- 「探す」を解除して初期化する
- 指定された期限までに返却する
- 査定結果と残債の処理を確認する
発送しただけでは完了とは限りません
返却期限は発送日ではなく、査定センターへの到着日を基準にする場合があります。
追跡番号や受付控えは、査定と残債処理が完了するまで保管しておきましょう。
長く使う人は通常購入と比較
同じiPhoneを三年、四年と使う予定なら、残価設定プランだけでなく、一括購入や通常分割も比較してください。返却しなければ残価も支払うため、端末価格自体が安くなるわけではありません。
通常購入では月々の支払額が高く見えるものの、支払いが終わればiPhoneは自分の資産として残ります。その後も使い続けたり、好きな時期に中古店へ売却したりできる自由があります。
iPhoneは比較的長く更新や修理の対象になりやすいため、バッテリーを交換しながら長期間使う選択も現実的です。古いモデルを何年使えるか判断したい方は、iPhoneのサポート期間を解説した記事も参考にしてください。
| 使い方 | 向いている購入方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 約二年で買い替える | 返却プログラム | 月額と二年間の負担を抑えやすい |
| 三年以上使う | 一括・通常分割 | 返却期限を気にせず使える |
| 自分で高く売りたい | 一括・通常分割 | 売却先や時期を自由に選べる |
| 傷や故障が心配 | 通常購入または保証付き返却 | 返却時の追加負担を考慮できる |
残価率と総支払額の見方
残価設定プランを比べるときは、月額の安さではなく、二年間の総支払額を計算します。広告で月額1円や数百円と表示されていても、割引条件、頭金、利用料、保証料が別に設定されている場合があります。
基本的な計算方法は、二年返却時の負担=返却までの分割支払金+プログラム利用料+保証料+返却時の追加費用です。残価は免除されても、ほかの費用が大きければ総額は高くなります。
例えば、本体価格120,000円、残価60,000円、返却までの支払額60,000円、利用料22,000円、二年間の保証料24,000円なら、実質負担は約106,000円です。数字は一般的な計算例ですが、月額表示だけでは分からない差が見えてきますよ。
| 費用項目 | 計算例 |
|---|---|
| 返却までの端末代 | 60,000円 |
| プログラム利用料 | 22,000円 |
| 二年間の保証料 | 24,000円 |
| 故障時利用料 | 0円 |
| 二年間の総負担 | 106,000円 |
一方、通常購入したiPhoneを二年後に60,000円で売却できた場合、実質負担は120,000円-60,000円で60,000円です。売却の手間はかかりますが、残価免除だけで得と判断しないことが大切です。
残価率が高いほど返却までの月額は低くなりますが、返却しなかった場合に残る支払いも大きくなります。
高い残価は必ずしも無条件で有利ではありません。
自分に合う購入方法の判断基準
iPhoneの残クレが向いているかは、二年後の行動を想像すると判断しやすくなります。「二年後もこのiPhoneを使いたい」と感じる可能性が高いなら、最初から通常購入を選ぶ方が分かりやすいです。
反対に、カメラや処理性能を重視し、二年ごとに新しい機種へ交換したい人は返却プログラムと相性がいいでしょう。中古買取の手続きが不要なため、買い替えを簡単に済ませたい人にも向いています。
あなたは、月額の安さと自由に使い続けられることのどちらを重視しますか。契約時の安さだけで決めず、二年間の総負担と二年後の選択肢を比べることが、後悔を防ぐ一番のポイントです。
返却プログラムを選びやすい人
二年ごとに買い替える、端末を丁寧に使える、返却期限を管理できる、売却の手間を省きたい人です。
通常購入を選びやすい人
三年以上使う、子どもへ譲る、自分で売却する、傷や故障を気にせず使いたい人です。
iPhone残クレのよくある質問(FAQ)
Q1. iPhoneの残クレは本当に得ですか?
A. 二年ごとに返却して買い替える人には、月々の負担を抑えやすいメリットがあります。ただし、プログラム利用料、保証料、返却時の追加費用まで含めると、通常購入後に自分で売却した方が安くなる場合もあります。月額ではなく二年間の総支払額で比較してください。
Q2. 二年後にiPhoneを返却しないとどうなりますか?
A. 返却せず、そのまま使い続けることも可能です。多くのプランでは、据え置かれていた残価がさらに分割され、支払いが継続します。残価を一括で精算できる場合もありますが、具体的な方法は契約している会社の会員ページや公式サポートで確認してください。
Q3. 画面が割れていても返却できますか?
A. 返却を受け付けてもらえる場合はありますが、故障時利用料が発生したり、査定基準によって特典を利用できなかったりする可能性があります。修理費と返却時の負担金を比較し、AppleCare+やキャリア補償を使えるか確認してから判断しましょう。
Q4. iPhoneの残債はどこで確認できますか?
A. ドコモはMy docomo、auはMy au、ソフトバンクはMy SoftBankで確認できます。Appleのペイディ分割を利用している場合は、ペイディアプリの利用明細を確認してください。支払残額と一緒に、返却可能月や最終回支払額も見ておくと安心です。
Q5. 契約途中で機種変更や解約はできますか?
A. 通信契約を解約したり、別の機種へ変更したりしても、端末代金の残債は残ります。返却特典を使える時期より前に変更する場合は、残債の継続払いまたは一括精算が必要になることがあります。契約内容によって扱いが異なるため、手続き前に公式サポートへ確認してください。
まとめ
- iPhoneの残価設定は二年後の価値を据え置く購入方法
- 二年で返す人は月額と端末負担を抑えやすい
- 返却しない場合は残価の支払いが続く
- 破損や返却遅れでは追加費用が発生する可能性がある
- 月額ではなく保証料や利用料を含む総額で比べる
返却前提のプログラムは、最新のiPhoneを二年単位で使いたい人には便利です。
ただし、長く使う予定がある人や、自分で端末を売却したい人は、一括購入や通常分割の方が合う可能性があります。
本記事で紹介した金額や条件は、一般的な目安および2026年7月時点で確認できる内容です。対象機種、購入日、契約状況、キャンペーンによって負担額は変わります。
正確な情報は各キャリアやAppleの公式サイトをご確認ください。法人契約の会計処理、税務上の取り扱い、契約上の判断が必要な場合は、最終的な判断は税理士や法律の専門家にご相談ください。